ビットコインの時価総額推移と未来

データで見る BTC の成長と将来性を分析

読了時間: 12 分
2025 年版

💡この記事のポイント

  • 時価総額とは価格ではなく「サイズ感」でビットコインを理解する方法
  • 金との比較デジタルゴールドとしての位置づけと成長余地
  • 投資判断への活用長期シナリオの考え方とポートフォリオ配分

ビットコインの時価総額推移と今後のシナリオ|データで考えるBTCの「大きさ」と可能性

リード文

ビットコインの価格はニュースでよく取り上げられますが、
「時価総額」という視点でビットコインを見る人はまだ多くありません。

  • いまのビットコインは世界全体から見て“どれくらいのサイズ”なのか?
  • 金や株式、市場全体と比べてまだ小さいのか、大きすぎるのか?
  • 長期投資家は、時価総額をどう判断材料にしているのか?

このページでは、ビットコインの「時価総額」という軸にフォーカスし、

  • 時価総額とは何か
  • ビットコインの時価総額がどう変化してきたか(概念的に)
  • 金や株式と比較したときの「位置づけ」
  • 今後のざっくりとしたシナリオの考え方
  • 長期投資家として、どこを意識しておくか

を整理していきます。

数値そのものは常に変動していますが、「どういう感覚で時価総額を見るか」 は、時間が経っても役に立つ視点だと思っています。


目次

  1. そもそも「時価総額」とは何か
  2. ビットコインの時価総額のイメージを掴む
  3. 金(ゴールド)との比較:デジタルゴールドという文脈
  4. 株式・債券・その他資産との大まかな比較感
  5. 時価総額の拡大とボラティリティの関係
  6. 長期投資家が見ている「シナリオ」の考え方
  7. ビットコインが“割高”か“割安”かを時価総額で考える
  8. ポートフォリオの中で時価総額をどう活かすか
  9. 僕自身の感覚:ビットコインのサイズ感への向き合い方
  10. まとめ:数字ではなく「スケール感」を掴む
  11. 次に読むべき記事

そもそも「時価総額」とは何か

時価総額(マ―ケットキャップ)は、ざっくり言うと

「その資産が、いま市場でどれくらいの金額で評価されているか」

を表す指標です。

計算式はとてもシンプルで、

  • 株式:株価 × 発行済み株式数
  • ビットコイン:BTC の価格 × 現在流通している BTC の枚数

で求められます。

価格だけだと「1BTC が何円か」しか分かりませんが、
時価総額を見ると、

  • 「世界全体でどれくらいの“金額規模”で評価されているか」
  • 「他の資産と比べて大きいのか小さいのか」

といった “サイズ感” を把握できます。


ビットコインの時価総額のイメージを掴む

ビットコインは、
価格だけを見ると「高い」「安い」という感情的な判断になりがちです。

しかし、時価総額で見ると、

  • 「まだこの程度の規模なのか」
  • 「もうここまで大きくなっているのか」

という、“世界の中での立ち位置” が見えてきます。

概念的には:

  • 誕生直後:ほぼゼロに近い規模
  • 初期の急成長:急激に何十倍・何百倍と膨らむフェーズ
  • 現在:各国の機関投資家や ETF なども参加する、市場としてかなり大きくなったフェーズ

というイメージです。

重要なのは、「もう十分に大きいのか、それともまだ小さいと見るか」 という視点です。


金(ゴールド)との比較:デジタルゴールドという文脈

ビットコインはよく「デジタルゴールド」と呼ばれます。
この比喩は、以下の点でそれなりに意味があります。

  • 希少性(発行上限 vs 採掘量の有限性)
  • 価値保存手段としての利用
  • 国家の外側にある資産としての性質

この文脈でよく語られるのが、

「もしビットコインが金の何%くらいまで時価総額で近づくとしたら?」

という比較です。

ここで大事なのは、

  • “金と同じになる” と決めつけるのではなく
  • 「世界の価値保存ニーズの一部を、デジタル資産が担う可能性」をどう見るか

という シナリオ思考 です。

  • 金の一部をビットコインが代替する
  • 逆に、金と両立しつつ「デジタル側の選択肢」として並存する

など、いくつかのパターンが考えられます。


株式・債券・その他資産との大まかな比較感

ビットコインの時価総額を考えるときに、
グローバルな他の資産と比べるのも参考になります。

例えば:

  • 世界の株式市場全体
  • 世界の債券市場
  • 不動産市場
  • 各国の法定通貨ベースのマネーサプライ

と比較すると、ビットコインは まだ全体から見ると一部のニッチな資産クラス に過ぎません。

ここから考えられるのは、

  • 「このニッチがどこまで広がり得るのか?」
  • 「逆に、もう十分なのか?」

という問いです。

この問いに対する答えは、人によってかなり違うと思います。
僕自身は、「世界全体の金融資産の中で、ビットコインが占めるシェアが今後どうなっていくか」 を長期で観察するスタンスです。


時価総額の拡大とボラティリティの関係

一般的に、時価総額が小さいうちは値動きが激しく、大きくなるほど値動きは落ち着きやすい です。

これは株式でもよくあることで、

  • 小型株:急騰も急落も激しい
  • 大型株:動くときは動くが、普段は比較的安定している

という傾向があります。

ビットコインも同様で、

  • 誕生直後は「ほぼゼロ → 数十倍・数百倍」という世界
  • 時価総額が大きくなるにつれ、1 日に数倍・数分の一といった動きは起こりにくくなっていく

とはいえ、依然として他の資産クラスと比べれば かなりボラティリティが高い ことは事実です。

ポイント

  • 時価総額が拡大するにつれて、「一発逆転の上昇余地」は相対的に小さくなる
  • その代わり、「ゼロに近いレベルまで落ちるリスク」も徐々に低くなっていく
  • 長期投資家は、このバランスの変化を見ながらポジションサイズを調整していく

長期投資家が見ている「シナリオ」の考え方

ここからは、あくまで「シナリオの考え方」の話です。
具体的な数字や価格予想ではなく、構造の見方 にフォーカスします。

長期投資家がよく考えるシナリオの例:

  1. 悲観シナリオ

    • 規制・技術・市場の要因で、成長が頭打ちになる
    • 時価総額は横ばい or ゆるやかな縮小
  2. ベースシナリオ

    • デジタル資産としての位置づけが徐々に固まる
    • 世界の富裕層・機関投資家・一部の個人が、資産の数%をビットコインで持つ
    • 時価総額は、他の資産クラスと比べるとまだ小さいが、無視できない規模になる
  3. 強気シナリオ

    • デジタルゴールドとしてのポジションがさらに強まる
    • 一部の国・企業・ファンドが本格的に組み入れる
    • 金や他の価値保存資産の一部を置き換え、時価総額がさらに拡大する

この中で自分がどこに近い感覚を持っているか、
また、「どのシナリオになっても致命傷を負わないポジションサイズ」 はどのくらいか。

時価総額という数字は、その検討の土台になります。


ビットコインが“割高”か“割安”かを時価総額で考える

ビットコインに関して、「いまは割高なのか、割安なのか?」という質問はよくあります。
これに対して僕は、

価格だけでなく、「時価総額を含めたスケール感」で考える

のが大事だと思っています。

価格だけを見ると…

  • 過去と比べて高い/安い
  • 直近の最高値に近い/遠い

という「局所的な話」になりがちです。

時価総額も見ると…

  • 世界全体の資産規模と比べてどうか
  • 金や株式と比べて、“小さすぎる”のか、“大きくなりすぎた”のか
  • 自分が想定するシナリオの「どのあたりの位置」にいるのか

という、視野の広い判断 ができるようになります。

もちろん、これでも答えは出ません。
ただ、「感情ではなく構造で考える」ことができるようになるだけでも、だいぶ違います。


ポートフォリオの中で時価総額をどう活かすか

実際の投資で、時価総額の情報をどう活かすか。

1. 「資産クラスの一つ」として位置づける

  • 株式、債券、現金、不動産などと並ぶ “一つの資産クラス” として、ビットコインを見る
  • その中で「全体の何%をビットコインに置くか」を決める
  • その判断の背景として、「時価総額的に見て、世界の金融資産の中でどの程度の立ち位置か」を考える

2. 他の暗号資産との比較に使う

  • ビットコインよりもはるかに時価総額が小さいアルトコイン
  • 流動性・安定性・リスクの違い

を考えるときも、
「ビットコインの時価総額を基準にして考える」 と、直感が掴みやすくなります。


3. 長期で自分の前提が変わっていないかを確認する

数年単位でビットコインを保有していると、

  • 時価総額は以前よりかなり大きくなった
  • 自分が最初に投資したときに想定していた世界観から、どれくらい進んだのか
  • その結果、「これ以上増やすか・守りに入るか」を見直すきっかけにもなる

時価総額は、「自分の投資テーマの進捗をチェックする指標」 としても役立ちます。


僕自身の感覚:ビットコインのサイズ感への向き合い方

僕個人の感覚としては、

  • ビットコインはすでに「無視できない規模」の資産クラスになっている
  • ただし、世界全体の金融資産と比べれば、まだ“端っこ”に位置している
  • 規制や技術の変化を織り込みながら、「長期的にこのニッチがどこまで広がるか」 を見ている

というスタンスです。

そのうえで、ポートフォリオとしては、

  • 全体資産のうち、ビットコインに割く割合を限定しつつ
  • 「この時価総額のフェーズだからこそ取れるリスク」 を意識してポジションを決めています。

僕にとって時価総額は、

「ビットコインというアイデアが、世界全体でどのくらい受け入れられているのか」

を測るための、ひとつの物差しです。


まとめ:数字ではなく「スケール感」を掴む

  • 時価総額は、「その資産がいま市場でどれくらいの規模で評価されているか」を示す指標
  • ビットコインも、価格だけでなく時価総額で見ることで、世界全体での位置づけが見えてくる
  • 金・株式・その他資産と比べると、まだニッチだが無視できない存在
  • 時価総額の拡大とともに、上振れ余地と下落リスクのバランスも変わっていく
  • 長期投資家は、未来のシナリオをいくつか想定したうえで、「いまの時価総額をどう位置づけるか」を考えている

具体的な数字は日々変わりますが、
「ビットコインのサイズ感を、他の資産との比較で捉える視点」 は、一度身につけると長く使える考え方だと思います。


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