XRP(リップル)とは?

国際送金に革命を起こす XRP の基礎を初心者向けに解説

読了時間: 12 分
2025 年版

💡この記事のポイント

  • XRP の目的国際送金を高速・低コストにするブリッジ資産を理解できます
  • Ripple・XRPL・XRP の関係よくある誤解を整理して正しく理解する
  • 投資としての位置づけBTC/ETH とは異なる「実需系」の役割

XRP とは?国際送金インフラをアップデートする暗号資産|仕組み・ユースケース・投資視点を総合解説

リード文

暗号資産の中で「国際送金」という明確なユースケースを持つ珍しい存在が XRP です。

  • ビットコイン:価値保存
  • イーサリアム:アプリケーションの基盤
  • XRP:国際送金のインフラ

というように、XRP は他のメジャー銘柄とは目的も設計思想も大きく違います。

僕自身はポートフォリオの中で XRP を“実需系のスパイス”として位置づけている ため、
BTC・ETH とは違う役割で長期保有しています。

このページでは、

  • XRP は何を目指すプロジェクトなのか
  • Ripple 社、XRP Ledger(XRPL)、XRP の関係
  • どんな仕組みで高速送金ができるのか
  • 投資対象としてどこに価値があるのか
  • リスクや注意点
  • 僕が XRP をどう位置づけているか

を体系的に解説します。


目次

  1. XRP とは何か?一言でまとめる
  2. XRP の目的:国際送金のインフラをアップデートする
  3. Ripple 社・XRPL・XRP の関係(よくある誤解の整理)
  4. どんな仕組みで高速送金が実現するのか
  5. XRP のユースケース:ブリッジ資産としての役割
  6. XRP の技術的な特徴(ざっくり版)
  7. XRP の価値はどこから生まれるのか
  8. 投資としての XRP の位置づけ(BTC/ETH との違い)
  9. XRP のリスク・注意点
  10. 僕自身のスタンス:XRP はサブポジションの実需枠
  11. まとめ:三本柱の「実需」ポジションとしての XRP
  12. 次に読むべき記事

XRP とは何か?一言でまとめる

XRP を一言で表すなら、

「国際送金を高速・低コストで処理するための、ブリッジ資産(橋渡し通貨)」

です。

XRP が解こうとしているのは、

  • 銀行間送金の遅さ
  • 手数料の高さ
  • 中継銀行(コルレス銀行)を挟むことで発生するコスト
  • 営業時間や国の仕組みに左右される不便さ

といった “古い銀行システムの問題” です。


XRP の目的:国際送金のインフラをアップデートする

海外送金をしたことのある人は、
「遅い」「高い」 という感覚を持ったことがあるはずです。

たとえば:

  • 銀行 → 銀行の国際送金
    • 着金まで 2〜5 日
    • 手数料は 2,000〜8,000 円程度
    • 為替コストもかかる

XRP が目指しているのは、

「数秒で届き、手数料も極めて安い国際送金インフラ」

です。

XRP Ledger(XRPL)上で送金すると、

  • 数秒で着金
  • 手数料はほぼゼロに近い(0.数円程度)
  • 24 時間 365 日いつでも動く

という、銀行システムでは不可能な速度が実現します。


Ripple 社・XRPL・XRP の関係(よくある誤解の整理)

初心者が混乱しやすいポイントなので、ここで整理します。

Ripple 社(企業)

  • アメリカのフィンテック企業
  • 国際送金のインフラを提供
  • RippleNet という企業向けネットワークを展開
  • XRP を発行したわけではないが、保有している

XRP Ledger(XRPL)

  • 分散型のブロックチェーン
  • Ripple 社とは独立して運営されている
  • 取引の承認に「UNL(Unique Node List)」方式を採用
  • 高速・安価な送金に特化した設計

XRP(トークン)

  • XRPL 上で動く暗号資産
  • ブリッジ資産として送金・交換のコストを下げるために使われる

つまり、

Ripple 社(中央集権的な企業)と、XRP Ledger(分散型ネットワーク)は別物。
XRP は XRPL 上のネイティブトークン。

ここを混同する人はとても多いです。


どんな仕組みで高速送金が実現するのか

XRP による高速送金のポイントは以下の通りです。

1. ブロック生成時間が早い

XRPL は数秒で確定します。

  • ビットコイン:10 分
  • イーサリアム:数十秒〜数分(状況により)
  • XRP:3〜5 秒で確定

2. 手数料が非常に安い

XRP Ledger の手数料は異常に低く、

  • 数円どころか 0.数円レベル
  • スパム攻撃防止のために token burn(微小な焼却)を行う構造

これは「ガス代が高いチェーン」とは根本的に設計が違います。


3. ブリッジ資産として通貨交換を効率化

従来の国際送金は、

  • 日本円
    → 銀行 A
    → 中継銀行
    → 現地銀行 B
    → 送金先の通貨

という長いパスを通っていました。

XRP を使うと、

  • 日本円
    → XRP
    → 送金先通貨

という 2 ステップで済みます。

この“通貨の橋渡し役”をするのが XRP の本質。


XRP のユースケース:ブリッジ資産としての役割

XRP が持つ役割を簡潔に言えば、

「ある通貨を別の通貨に変えるときの、共通の中継点」

です。

  • 日本円 → XRP → フィリピンペソ
  • ドル → XRP → メキシコペソ
  • ユーロ → XRP → 円

このようにどの通貨とも相互に交換しやすくなる構造です。

国際送金に限らず、
「通貨の交換コストを下げる」という用途そのものに価値があります。


XRP の技術的な特徴(ざっくり版)

初心者が理解しておくべき点は以下です。

1. PoW ではなく「UNL(合意リスト)」方式

ビットコインのように“採掘システム”ではなく、

  • 信頼できるバリデータのリスト(UNL)
  • その投票によって承認が進む

という方式。

完全な分散ではなく、
高速処理に振り切った設計 といえます。


2. ブロック生成が高速

3〜5 秒で確定。
これが送金の「速さ」の理由。


3. トークンの供給量は固定(1000 億枚)

増えません。
ただし Ripple 社が多く保有している点が議論の対象にもなります。


XRP の価値はどこから生まれるのか

XRP の価値源泉は、他の銘柄とは明確に違います。

1. ブリッジ用途としての流動性需要

  • 交換の“中継点”になる
  • 大きな金額を素早く動かせる資産が求められる
  • XRP の流動性がそのまま価値に繋がる

2. 国際送金インフラとしての採用状況

  • RippleNet
  • ODL(オンデマンド流動性)
    など、送金企業との導入状況が価値に影響します。

3. 低コスト・高速という機能価値

  • 「安い・速い・24 時間稼働」
  • 国際送金に必要な特徴が揃っている

4. 市場心理・ニュース要因

SEC(米証券取引委員会)との裁判のように、
ニュースが価格に大きな影響を与えるケースもあります。


投資としての XRP の位置づけ(BTC/ETH との違い)

BTC・ETH・XRP の役割を並べるとこうなります。

銘柄役割価値源泉投資の性質
BTCデジタルゴールド希少性インデックス的
ETHアプリのインフラ利用量・ステーキング・バーン成長株的
XRP国際送金インフラ流動性+採用状況実需系リスク/リターン

XRP は 「インフラ銘柄ではあるが、金融機関の導入状況が鍵」 というタイプです。
投資先としては、BTC・ETH と比べると

  • 技術よりビジネス文脈
  • 分散性より機能性
  • 利用量より採用プロセス

に比重が置かれています。


XRP のリスク・注意点

XRP を語るうえで避けて通れないリスクも整理しておきます。

1. 規制リスク(特に米国)

  • SEC(米証券取引委員会)との裁判
  • 「証券か?非証券か?」の議論
  • 国や地域によって扱いが変わる可能性

2. Ripple 社の保有量の多さ

  • Ripple 社が大量に XRP を保有している
  • 放出ペースが価格に影響する可能性

3. 競合との比較

  • SWIFT の変革
  • 他のブロックチェーンによる送金ネットワーク

必ずしも XRP 一強の未来とは限らない点は理解しておくべきです。


僕自身のスタンス:XRP はサブポジションの実需枠

僕のポートフォリオでの XRP の役割はこうです。

  • BTC:価値保存
  • ETH:成長(アプリ経済圏 × ステーキング)
  • XRP:実需ベースの国際送金インフラ

僕自身は、

“投機”ではなく “実需系のテーマ枠”として XRP を持っている

というスタンスです。

  • 国際送金という巨大市場
  • 金融機関の導入プロセス
  • 送金 × ブロックチェーンの橋渡し

こうしたテーマに長期目線で期待して、
サブポジションとして積み上げています。


まとめ:三本柱の「実需」ポジションとしての XRP

ここまでの内容を一言でまとめると、

  • XRP は「送金の橋渡し役」という明確なユースケースがある
  • Ripple 社・XRPL・XRP は別物
  • ブリッジ資産として通貨交換を効率化する
  • 超高速 × 低コストという特徴
  • 投資対象としては「実需×規制×採用」で判断される
  • 僕自身は三本柱の“実需枠”として長期保有している

BTC・ETH・XRP の三本柱の中で、
最も“金融システムに近い位置”にいるのが XRP です。


次に読むべき記事

👉 BTC/ETH/XRP の違いと役割
三本柱がどう役割分担しているか再整理したい人向け。

👉 初心者が最初に買うべき暗号資産はどれ?
スタートラインに立つための実践的な考え方をまとめた記事。

👉 ビットコインとは?
XRP と対照的な「価値保存資産」としての BTC を理解する。

👉 イーサリアムとは?
アプリケーション基盤としての ETH を理解し、三本柱を立体的に捉える。